愛犬が散歩に行きたがらない!散歩に行ってもすぐにおやつを欲しがったり、立ち止まったり…ドッグトレーナーに頼むほど困っているわけじゃないけど、健康維持のためにもう少し歩いて欲しい!そんな散歩にお困りの飼い主さんに向けての記事です。
我が家は2020年6月ジャック・ラッセル・テリアの子犬を家族に迎えました。フルタイム共働きのため、朝散歩は出勤前7時前に30〜40分、夜の散歩は帰宅後19時に1時間程度行っていました。
ジャック・ラッセル・テリアは、とにかく活発でエネルギッシュ!たくさんの運動が必要な小型犬だよ。もともとキツネ狩りのためにイギリスで育てられたため、非常に俊敏で機敏。好奇心旺盛で知能が高く、しつけ次第でさまざまなトリックやコマンドを覚えることができるよ♪
犬種の特徴からとにかく長い時間散歩に行かなければいけないと思い、寸暇を惜しんで外へ連れ出していました。
飼い主の思いとは反対に、こちらがはり切るほど散歩を拒否するように…。昨日はこの作戦で歩いたのに今日はダメ…なんとか連れ出してもすぐに帰ろうとしてしまう…。
この記事では、私が愛犬を歩かせるために色々な方法と失敗。その結果辿り着いたおすすめの散歩イライラ解消法とおすすめグッズを紹介します!
食物アレルギーがないワンちゃんの場合、おやつを使って歩かせるのが一番簡単ですが、おやつばかりあげていては体によくないですよね。
犬を迎えたばかりの飼い主さんは、愛犬にどの方法が合うのか分かりません。
この記事を見ながら、是非、いろいろな散歩方法を試してみてくださいね。
犬が散歩中に歩かない原因5つ
犬が散歩中に歩かない原因は様々ですが、主に考えられる要因は5つあります。
1. 恐怖や不安
外の環境が怖い、または不安を感じる場合、散歩を嫌がることがあります。大きな音や車、他の犬に対する恐怖が考えられます。
JRTのランを迎えた頃は、フルタイム共働き残業ありの働き方。散歩に行ける時間はいつも早朝と夜でした。ちょうど車通りが多い時間帯での散歩だったため、サイドウォークができなかった頃は、車や自転車、散歩中の他犬などとの接触など、怖い思いもしました。
愛犬が外の世界に慣れるまで抱っこで散歩に行くのがオススメです。朝や晩、人混みや車通りの多い道路など、初めての音や様子をしっかり学習させてあげます。
私が2匹目のトイプードルの抱っこ散歩の時に重宝したのがアドメイト hugmove 抱っこキャリー です。抱っこキャリーは肩がけのショルダータイプのものが多いですが、こちらは両肩ショルダーベルトで肩への重さが掛かりにくいのが特徴です。
2.健康的な問題
関節炎や怪我などの健康問題がある場合、散歩が痛みを伴うため嫌がることがあります。
2頭目に迎えたトイプードルはパテラの症状が重かったため膝の皿が頻繁に脱臼するようになってからは散歩に行きたがらず、飼い主が車の鍵を持つとようやく重い腰をあげるような状態でした。
健康的な問題で散歩ができない時も、朝晩は外に連れてあげられるといいですね。家にいる時間が長期間になると生活のリズムが崩れてしまったり、外の世界が怖くて散歩を嫌がるようになってしまうかもしれません。
トイプードルのパテラの手術後は、約1ヶ月歩くことが制限されていたためペットカートに乗せて散歩に行くこともありました。
3.トレーニング不足
子犬の頃から十分に社会化されておらず、散歩の経験が少ない場合、外の環境に慣れておらず、散歩に抵抗を感じることがあります。
JRTといえども小型犬なので、散歩のためのトレーニングをする必要はないだろうと思っていました。年齢を重ねれば、やがて落ち着いて飼い主の横を歩くようになるのではと期待していましたが、そんな日はなかなか来ませんでした。
4.過去のトラウマ
過去に外で怖い経験をしたことがある場合、散歩に行くことを嫌がることがあります。
JRTのランは、生後7ヶ月の時の散歩中、同じく散歩中のワンちゃんに脚を噛まれてしまった事がありました。それから、しばらく遠くに犬の鳴く声が聞こえるだけで散歩に行くのを嫌がっていました。
5.気候や天候
暑さや寒さが原因で歩くのを嫌がることがあります。特にアスファルトが熱い場合、足裏を痛めることがあります。
我が家の犬達は、室内でもトイレが済んでしまうからなのか、雨が降っていたり、寒すぎたり、暑すぎたりする日は庭にすら出ようとしません。
今年の夏は暑さ対策グッズを揃えたことで、多少の暑さだったら外に駆けだしてくれるようになりました。
これらの問題がある場合、無理に散歩に連れて行かず、少しずつ外の環境に慣れさせるトレーニングを行うことが重要です。また、健康問題が疑われる場合は、獣医師に相談することが必要です。
散歩中、歩かない犬を歩かせるための方法8つ
散歩中に歩かない犬を歩かせるための方法はいくつかあります。私は以下の8つの方法を試してみました。
1. おやつを使う
好きなおやつを使って犬を誘導します。少し先におやつを見せて歩かせると効果的でした。
一番簡単に歩かせることができる方法ですが、おやつを準備するタイミングと与える時にコツが必要でした。タイミングとコツをつかめなかった頃は、どんどんおやつを与えることになってしまい、おやつなしでは全く歩かなくなってしまいました。
2. 短いリードを使う
長いリードだと犬が自由に動き回ることができますが、短いリードを使うことで飼い主の近くを歩くように促します。
JRTの運動量を確保するために子犬の頃から伸縮リードを使っていましたが、2頭目にトイプードルを迎えて半年後、伸縮リードが壊れたタイミングで短いリードに買い替えました。自由が減る分、もっと歩かなくなるのかと思っていましたが、結果的にこれが一番良い結果をもたらしました。
私が買ったのはEZYDOG(イージードッグ) [正規代理店品] ヴァリオ6ライト[犬用リード]
楽天でもAmazonでも売れ切れ続出の品薄状態です。このリード、なんと6通りの使い方ができる優れもの。伸縮リードのように長くはなりませんが、軽くて取り回しがとにかく楽!
品薄なのでカラーのバリエーションが少なく値段もやや高め…。
次は、愛犬とランニングができる腰ベルト付きのリードを検討中です。
ランニングリード ハンズフリーリード
3. ポジティブな強化
犬が少しでも歩いたら褒めて、おやつやおもちゃを与えるなど、ポジティブな強化を行います。
とにかく褒める。飼い主の横を歩くことができた瞬間に「グッド」「いいね」「賢いね」「さすがだね」と声を掛けます。この時アイコンタクトをしっかりと取ることが大切。
この声掛けの後におやつがもらえたり、おもちゃが出てきたりするということを繰り返すことで、おやつやおもちゃがすぐに出てこなくても歩くことができるようになりました。
4. ペースを変える
ゆっくり歩いたり、早歩きしたり、ペースを変えることで犬の興味を引きます。
愛犬の興味を惹きつけるためにとても有効で簡単な方法でした。JRTの1頭の散歩の時は公園から家まで走って帰るようにしています。同じ道でも少し変化をつけるだけで楽しむことができました。
5. ルートを変える
同じ道ばかりだと犬が飽きてしまうことがあります。新しいルートを試してみると良いでしょう。
我が家は徒歩圏内に大きな公園があったのでそこに行くのが定番の散歩ルートでした。しかし、その公園で他犬に噛まれてからなかなか散歩に行きたがらなくなってしまいました。そこで近くのホームセンターやパン屋さんなど犬を連れて行ける場所を開拓。今では、ホームセンターやパン屋さんの名前を出すと喜んでハーネスをつけさせてくれます。
6. おもちゃを使う
犬が好きなおもちゃを持っていき、歩くことに興味を持たせます。
散歩の時にしか出てこないとっておきのおもちゃを用意しておくと効果的です。我が家は、コングの音のなるテニスボールがお気に入り。
安全な広いエリアを見つけてボール投げをするのが散歩の楽しみの一つになっています。おやつ以外の楽しみを作ってあげると健康面やストレス解消にいいですね。
7. 休憩を入れる
犬が疲れている場合、適度に休憩を入れてリフレッシュさせます。
歩かない理由が、短いリードで飼い主の横にずっとついて歩くのが嫌なのかもしれません。
おやつの催促をすることなく長い距離歩くことができたら、公園のベンチなどで休憩をしたり、芝生や木陰などのんびりできるところで止まるようにしています。
犬は、歩きながら匂いを嗅ぐことで様々な情報を得ていると言われています。飼い主にコマンドを出されることなく存分に匂いを嗅ぐことができる時間を作ってあげると帰り道はスムーズに帰ることができました。
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8. 獣医に相談する
健康上の問題が原因で歩けない場合もありますので、獣医師に相談してみることも大切です。
これらの方法を組み合わせて、犬が楽しく歩けるように工夫してみてください。
まとめ 我が家の犬が歩かない意外な原因2つ
意外な理由①【室内フリー】
色々なことを散々試しても、どうしても愛犬が歩かない日があります。
そこで私が出した原因の一つが、室内フリーで過ごしていることです。
室内で自由に過ごしている愛犬の気持ちになってみます。
急に首輪やハーネスをつけられて窮屈になり、その後、紐をつけられて引っ張られる…嫌悪感の方が優ってしまうのでは…
ある日、車で出かけて遠くのドッグランへ行きました。しっかり運動し帰宅。飼い主はクタクタですが、愛犬は散歩に行きたい様子。しっかり運動したはずなのに1時間以上の散歩をすることができます。
長時間、カーキャリー内でじっとしていたため、外で運動したい気持ちになったのだと思います。
つまり、散歩に行きたい状況を作り出すことも必要なのかもしれません。
以前は散歩はご飯の前に行かなければいけないと思っていました。が、今はとりあえずご飯をあげてから散歩に行くようにしています。そうすることで、散歩に行きたい気持ちも高まり、散歩中のおやつの要求も減りました。食後の散歩は胃てんねんのリスクがあるため、激しい運動は避けてくださいね。
意外な理由②【飼い主の余裕のなさ】
室内で自由に過ごせる犬でも、散歩に行きたがらないというのは一般的にはあまり当てはまりません。多くの犬は外の世界を探索することを楽しみ、散歩は新しいにおいや景色、人や他犬と出会う機会を提供するため、散歩に行きたがることが多いはずなのです。
では、なぜ愛犬は外に出かけたがらないのか…飼い主である自分自身が散歩を楽しむ余裕がないことが大きな原因かもしれないと思うようになりました。常に時間に追われている状態で散歩に行っていたので、クン活が始まるとすぐにリードを引っ張っていました。犬は匂いから様々な情報を入手しているそうです。それなのに余裕のなかった私はいつも愛犬のクン活を中断させてしまっていました。
そこで犬の散歩中、私は耳で読書を楽しむことにしました。自宅で好きな本の音声をスマホにダウンロード。愛犬のクン活中、私は本の世界に浸ることができました。
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少し時間に余裕のある時は、歩く距離よりも様々な匂いを嗅ぐことを優先させてあげるだけでも愛犬の散歩嫌いが軽減されるかもしれませんよ。