共働きの犬の飼い方

後悔!フルタイム共働きで犬を飼ってはいけない9つの理由

わんこママ

夫婦共働きで犬を飼ったけど、こんなに大変だなんて想定外・・・ 

ワンちゃんママ

犬は日中寝てるから留守番できるって聞いたけど、家に帰ってきたら家がぐちゃぐちゃ・・・

子育てと犬を飼うことは似ています。子供一人一人に個性があるように犬にも個体差があります。飼いやすいと言われる犬種でも、その子自体の性格や経験、生育環境によって、生じてくる問題は様々です。

子犬はほとんど寝ているから大丈夫とよく聞きます。犬の睡眠時間は12時間〜16時間、子犬は18時間と言われています。犬が寝ている間に仕事に行けば…と安易に考えがちですが、ずっと寝続けているわけではありません。何かの物音で目が覚め、不安で吠え続けたり、誰にも相手にされずにつまらないので、イタズラを始めてしまう犬もいます。つまらないから、寝るしかないと判断する犬もいます。その場合も、寝たいから寝ているわけではなく、寝ることしかすることがないということなのです。

うららか@ペットシッター

私は3年以上フルタイム共働きで犬を飼っていました。毎日残業、休日出勤ありのブラックな職場。くたくたになって帰宅すると、想定外の出来事ばかり。一つずつ課題を解決するのに必死でした。

この記事を読んでいる方は、犬を飼うことにネガティブになっている方ではないでしょうか。こんな大変だとは思わなかった…同感です。

同居の家族がいても、犬の世話を平等に分担することは難しいです。早く帰宅する人や家にいる時間が長い人の負担が多くなりがちです。

聞いているのとやってみるのとでは違います。

犬を手放したい。この忙しさから解放されたい

犬のお世話を頑張っている人は言ってもいい本音だと思います。

でも、誰にも言えないのが本音。心の片隅にいつもこの思いがありました。

匿名のSNSですら言えない。犬飼いの皆様のSNS投稿は、犬に対して愛情MAXな内容や画像ばかり…自分は、愛犬との散歩の様子を撮る余裕なんてない。我が家に来てくれたこの子は本当に幸せなんだろうか… 朝早く犬を無理矢理起こし、散歩に行きながら悲しくなることもありました。

この記事では、フルタイム共働きが犬を飼ってはいけない理由を9つ紹介します。

今、フルタイム共働きで犬を飼っていて、悩んでいる人がこの記事を読むと、共感してもらえるのではと思います。
また、これからフルタイム共働きだけど、犬を飼いたいと思っている人には、飼った後に想定される問題を予め知ることができます。
しっかりと対策を立ててワンちゃんを迎え入れましょう。

私は、フルタイム共働きが犬を飼うことに反対していません。むしろ賛成派です。仕事や家事、些末なことに追われていた私の人生を変えてくれたのは愛犬との出会いです。もっとたくさんの人に私のような経験をしてもらいたいと思っています。そのためにもあなたにとって想定外の出来事を想定内の出来事に変換し、全て解決できることだと思っていただくために、私の経験をありのまま書かせていただきます。 

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フルタイム共働きが犬を飼ってはいけない理由9つ

1、留守番中のイタズラが止められない

イタズラをする犬

家具をかじる、トイレシートを破る、犬用の寝床を噛みちぎって穴を開け、中綿を出す…
うちのワンこの定番のイタズラ(遊び)です。犬に悪意はありません。単純に暇だからやるのです。しかし、人間と一緒に暮らす上ではやめてもらいたいですよね。

やめさせるには、しつけをする必要があります。ほっておいても覚えてはくれません。

やってはいけないことだと覚えてもらうためには、イタズラをしているとき、もしくはその直後に叱る必要があります。

 子犬は好奇心が旺盛で、歯が抜け替わる時期には犬舎、家具、衣類、敷物、履物を遊びの対象として齧ったり、運んだりします。子犬だから仕方ない、まだ叱っても分からないだろうと放置しておくと段々エスカレートしていきます。

①イタズラをしている現場を見つけたら直ちに叱ります。
しかし、1度、2度で覚えないからと言って、叱りつけてばかりでは、かえってマイナス  でいじけた犬をつくる原因にもなります。

②子犬は戯れる、噛む、吠えるという本能をもつので、それらを満たすために犬が興味を持つ遊具(市販のおもちゃ、古い靴下を結んだ物、段ボール、ボール、ガム)を与えることも効果があります。子犬にとってはイタズラ(遊び)が心身の完全な発育に不可欠であることも忘れてはいけません。

参考資料「子犬の飼育説明書」

フルタイム共働きだと、イタズラに気づくのは帰宅時です。飼い主の帰宅直後はワンちゃんにとっては飼い主が帰ってきてくれたことに大喜びで大興奮。甘えたい大事な時間です。そんな時に叱っても何について叱られているのか分からず効果はありませんよね。

結果的に、しつけに時間がかかり、我が家の留守番中のイタズラは長引いてしまいました。

今では留守番中のイタズラは全くありません。色々試したその様子はまた別記事で紹介しますね。簡単に書くと、ゲージ、犬用寝具、ソファ撤去。家具を買い替えて、大成功しました。

2、トイレがなかなか覚えられない

室内で犬を飼うために、また長時間留守番をさせる場合、トイレを覚えさせることは急務な課題です。でもフルタイム共働きでは、トイレのしつけをするのにも時間がかかってしまします。

トイレのしつけはしつけの中で最も基本的なもので、特に室内飼育では問題は深刻ですから、子犬を家庭に迎え入れたその日から直ちに開始する必要があります。
①子犬は排尿、排便をもよおしたい時は、部屋の中を、床に鼻を押し付けるようにして匂い  を嗅ぎ回ります。
食事の後や寝起きの時にはよく観察してください。

②あらかじめセットして置いたトイレに連れていき、排尿、排便をするまで待ちます。
トイレは子犬の生活場所から近い方が早く覚えます。

③所定の場所で用を足した時は優しく声を掛け、充分に褒めます。他の場所でそそうをした時はその場所に匂いが残らないように掃除をします。
繰り返し同じ場所でそそうをする場合には、その場所にトイレを移動してみてください。

参考資料「子犬飼育説明書」

子犬の行動をよく観察し、トイレをしたがる素ぶりを見せたらトイレに連れて行くことが初めのステップになります。
しかしケージで長時間過ごしていた子犬を部屋に出すと興奮状態になってしまい、床の臭いをかぐなどの素ぶりは一切なし。部屋中を大喜びで走り回り、急に止まって、そこら辺の床でおしっこトイレに連れて行くなんて不可能でした。
おしっこの匂いが床に残っているとまたそこにしてしまうと聞いたので、床掃除は念入りに行いました。その時はジョイント式のクッションマットを使用していました。マットを剥がして床を拭いて、マットをお風呂場に持っていき、洗剤につけて・・・。帰宅後に毎回これをするので途方にくれてしまいました。そもそもじっと子犬の観察ができる時間が私にはありませんでした。

ウンチの粗相も大変でした。朝起きたら、朝ごはんを与え、ケージに入れて、飼い主は仕事に出かけます。そのため、飼い主が帰ってきったら愛犬の足やお腹がウンチまみれなんてことも。仕事から疲れて帰ってきて掃除やイタズラの修復に小1時間・・・。待っていてくれる子供たちの夕飯はいつも後回しでした。

3、犬に社会性が身につかない

犬が人間と暮らすには、犬の社会化が大切です。社会化とは、犬が「社会に順応する力を養う」こと。 犬は様々な経験を通じて生涯社会化を続けますが、特に生後3週間~14週間(生後3カ月半)までに体験したことには順応しやすい傾向があり、「社会化期」と呼ばれています。 前半の生後2カ月ぐらいまでの間に親犬や兄弟犬と接して、犬同士のコミュニケーション方法を学びます。後半の生後3ヶ月半までは、人間社会のルールを飼い主さんと共に学びます。

しかし、フルタイム共働きでは、犬に人間社会のルールを教える機会が少なくなってしまいます。散歩デビューの前に抱っこしての散歩をすることで、様々な音に慣れさせる。公園など他のわんちゃんが集まる場所に抱っこで参加する。車に乗ってみる。いろいろな人に会う…

犬を社会化するためにできることはたくさんありますが、飼い主さんが平日の夜遅くに帰宅する生活では難しいですよね。

4、犬が運動不足になる

留守番中、犬はほとんど寝て過ごします。飼い主が帰ってくるとその直後は大喜びで走り回ります。食事を与えられ、その後、30〜40分の散歩に出かけます。ドックランに行かない限り、リードを付けて飼い主に合わせて歩くだけです。薄暗い公園ではボール投げなどの遊びもなかなかできません。

出勤前の散歩はもっと悲惨です。犬を飼う前より1時間早く起きて散歩の準備をします。飼い主の生活に合わせて23時に寝た犬は、無理矢理起こされて散歩の準備にも非協力的です。他の家族が起きてくると一緒に遊びたくてますます散歩には行きたがりません。リードを付けられるのを拒んで逃げ回り、終いには家族の気を引こうとイタズラを始めます。

やっとの思いで準備が終わり、散歩に。急いで近くの公園に行き、ボール投げを数回行います。もっと投げてと催促する犬におやつを見せて、おやつで釣りながら家まで戻ります。

うちの愛犬JRTにとっては、散歩よりも、家族と触れ合う時間の方が大切でした。家族が家にいると散歩に行くことを渋ります。家の前の電柱の匂いを嗅いだだけで戻ってくる日も多くありました。

1歳の時の体重は5.4㎏。その後、飼い主の仕事が忙しくなっていった半年間で、体重は1.3㎏も増えて、6.7㎏になってしまいました。

5、すぐに動物病院に連れて行けない

出勤前の朝散歩、私の不注意で愛犬が他の犬に噛まれてしまったことがありました。
後ろ足からは血が滲んでいました。愛犬を抱っこをして急いで家に帰りました。突然の出来事で、私はパニック状態でした。噛まれた箇所を見て、ネットで噛まれた時の対処法を調べました。傷口は浅かったので血は止まっていました。
私は愛犬を家に残して出勤しました。
本当はすぐに病院に連れて行きたい。でも、大した怪我でもないのに、仕事に遅刻して職場に迷惑をかけることはできない。こんな時に仕事が休みだったら…。せめて時短勤務だったら…。

愛犬との生活に不安が増しました。これからこの子が歳をとって、いろいろな病気になったり、怪我をしたり、介護が必要な状態になったりしたら…。私はこの仕事を続けていけるだろうか。この子を置いて仕事に行けるだろうか。自分の気持ちを優先して、職場に休みをもらうことができるだろうか…

フルタイム共働きでも、すぐに病院に行ける環境の方もいるとは思いますが、私にはできませんでした。

6、旅行に行けない

私たち家族は、連休や長期休みには家族全員で旅行することが好きでした。博物館や歴史的建造物の見学、海や川遊び、山登り、観光地での食べ歩き、温泉…気軽に思いつきで出かけることも多くありました。

しかし、犬を飼ってからは、家族で出かけるためには下調べが重要になりました。犬OKのお出かけ先、宿泊先を探さなくてはいけません。気軽には行けません。電車で出かける選択肢もなくなりました。車での長時間のドライブも犬には負担です。自然と旅行には行くことは減りました。

7、自分の時間が減る

フルタイム共働きは、基本的に平日、自由な時間はほぼありません。犬を飼う前は、家事が終わり、子供が寝た後が自由時間でした。今は犬がいます。何かお菓子でも食べ始めれば、欲しくて寄ってきます。欲しがる愛犬を制しながらでは、気も休まりません。お酒を飲みながらのんびりすることもなくなりました。
休日、用事があっても外出は短時間で済ませるようにしました。なるべく家族が家にいる間に。平日、長時間の留守番をさせてしまっているという罪悪感がいつも頭にありました。

8、仕事中、犬のことが気になる

留守番する犬

うちのわんこが子犬の頃は、朝7時半に家族全員が家を出てしまいます。その後、子供達が学校から帰宅するまでの15時半までの8時間が留守番です。

長い留守番から帰宅すると、トイレの粗相があったり、犬用のベットを壊されていたり…。

朝、雨で散歩に行けなかったり、散歩に行きたがらずに外に出なかったりすると、1回目のウンチを回収できずに留守番をさせることもありました。

子供達が帰宅すると、ウンチのした形跡はあるのに、ウンチはない。そんな日が続いたこともありました。食糞です。子犬の頃はよくあるとネットには書かれていましたが、心配でした。私たちが出掛けた後、ゲージの中でウンチをし、処理してもらえずにそのゲージの中で過ごすことを考えたら…。食糞の原因を作ってしまっているのは、飼い主の方だと感じました。早く帰って様子をみたい。

仕事中も犬の様子が気になって気になって仕方がない日々が続きました。

9、犬に対する出費が多くなる

室内ドックランで遊ぶ犬

フルタイム共働きの場合、犬のお世話に時間をかけられない分、時間をお金で買うことで犬の問題を解決していきました。

散歩に行く時間を捻出するために、家事を時短できる家電は積極的に購入しました。予約調理ができる電気圧力鍋やお掃除ロボットは、夕方の散歩時間を作り出してくれました。

トリミングサロンでのシャンプーケアも月に1度予約して利用しました。1回5,000円。シャンプー程度なら家でもできますが、せっかくの仕事の休み。プロに頼んでその時間、少しでも休みたいという思いになります。

平日、あまり長い散歩に行けない分、休日はなるべく外に出て遊んであげたい。そんな日に限ってあいにくの雨。有料の室内ドックランに出かけます。1回500円。

留守番の多さからくるストレスや運動不足の解消のために、庭に人工芝を敷きました。ジャックラッセルテリアが突進しても動かないような柵も購入。今ではちょっとしたドックランになっています。散歩の時間が少なくてもノーリードで走り回れるエリアを増やすことができました。

他にもトイレを覚えてもらうためにトイレを複数購入。留守番中に犬用ベットを壊されてしまうので、壊れないベットを探すために色々なメーカーのものを試しました。

時間をお金で買うことで解決できる問題はたくさんありました。試行錯誤の頃は、犬に対する出費はどんどん増えていきました。

まとめ

人との暮らしに慣れた犬

犬は、可愛いだけでは飼えません。犬は命のある生き物。もちろん感情も個性もあります。
そして、犬は賢く、一緒に暮らすうちに私達の生活に合わせてくれるようになります。でも、そうなるのには相当な時間が掛かります。
フルタイム共働き家庭では、人間が家にいる時間が少ない分、犬が人間に合わせるのに時間がかかってしまって当然なのです。

犬の習性とその子の個性を理解して、とにかく気長にしつけをします。我が家のライフスタイルに合わせてもらうために、犬の生活を少しずつ調整していくイメージです。

もし、どうにもならない課題があったら、人間側がその子に合わせてライフスタイルを変化するしかありません。自分達の生活を変えようとしないフルタイム共働き家庭は、犬は飼ってはいけないのかなと、私は思います。

この記事にあげた「犬を飼ってはいけない理由の9つ」は、時間とお金を掛け、自分達のライフスタイルを変えることで全て解決することができました。

フルタイム共働きでも犬は飼えます。今はとっても幸せです。